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4章 イオンに左右される私たちの体

4−6) マイナスイオンは細胞や自律神経を活性化させる

 血液のなかには大気中と同じように、プラスとマイナスニつのイオンが一定量含
まれています。人体は神経、筋肉、血液、各内臓器官を含めて60兆個の細胞の集
合体ですが、生き物の基本単位は細胞であり、細胞そのものが生命体なのです。
細胞は一つ一つ細胞膜で包まれています。この細胞膜を通して細胞内に栄養を入
れたり、いらなくなった老廃物を排出したりしています。血液中のマイナスイオン
には、この細胞膜による新陳代謝により活発化するように働きかける作用がありま
す。だからマイナスイオンは"生体イオン"と呼ばれています。逆にプラスイオン
が多くなると細胞膜の通過が劣悪になり、その果てに人は病気や老化を促進させる
ことになってしまいます。

 マイナスイオンの数ある効用の一つに自律神経をコントロールする力がありま
す。自律神経とは人の意思とは関係なく、胃や腸、心臓、血管などその他あらゆる
内臓組織を支配し、その働きを調節する神経です。この機能があってはじめて人間
は生きていけるといってもよいほど大切なものです。

 ところが、私たちのなかには自律神経失調症に陥る人が少なくありません。現代
は重層的なファクターが渦巻いている過密社会ですから、このような症状がいつ襲
ってきてもおかしくありません。それだけに症状も複雑です。しかもかかっている
本人さえも原因のはっきりしないケースが多く、厄介な病気です。

 自律神経の失調と緊密な関係にあるのが内分泌腺と造血機能の衰えです。ここに
マイナスイオンのパワーを如実に示す格好の臨床データがありますので紹介してお
きます。

 「マイナスイオン治療器」を使い、患者の治療に当たっている東京都内のある専門
病院のデータです。

 酸性の度合は普通、血中の乳酸濃度で測りますが、その検査データによると、マ
イナスイオンの治療を受けた10人の治療前の血中乳酸濃度の平均値は2.71ミ
リモルであったものが、マイナスイオン治療を15分受け、その後15分聞経過し
た30分後の検査では1.75ミリモルに低下していました。

 マイナスイオンの治療を受けないで検査した人の血中乳酸濃度は、一回目の検査
が2.32ミリモルだったのが30分後の二回目の検査では2.36ミリモルに増
えていました。

 このように血中乳酸濃度の変動値は、マイナスイオン治療を受けていない人は
0.04ミリモル増えたのに対し、治療を受けた人は逆に0.96ミリモルも下が
っていたというのです。このデータはマイナスイオンが乳酸などの酸化の抑制に効
果があることを明確に示すものです。

 乳酸が血液の酸性化、血行不尽関係しているということは既に述べましたが、
ここでは自律神経と乳酸値はどんな関係にあるのかということについて考えてみま
しょう。

 先ほども述べたように乳酸値が高いと血液循環が悪くなり、栄養輸送や酸素輸送
が滞りますが、このとき自律神経を支えている皮膚表面の末端神経細胞に栄養を与
えている毛細血管の循環も非常に悪くなります。その結果、末端の神経細胞は栄養
不足のため末端の神経細胞から自律神経全体に与えるフィードバックが悪くなり、
乱れたり、遅れたり、逆に過剰になったりして自律神経失調症を起こさせていると
説明できます。

 皮膚を鍛え、裸になる機会を増やしたりマイナスイオンの多い暖かい日に薄着で
外を散歩するなど、積極的に皮膚を刺激すると、自律神経は正常に戻ってくること
が知られています。これはただ皮膚を鍛えて毛細血管循環をよくしているだけでは
なく、空気中のマイナスイオンを呼吸からだけでなく皮膚からも取り込むために、
乳酸値が下がり、結果的に血液循環が非常に改善されるのです。ただし晴れた暖か
い日もあまり多くはなく、大型工場の林立する場所では常にプラスイオンが多いの
で、マイナスイオン発生器を利用し、部屋のなかにマイナスイオンを増やすほうが
いいでしよう。





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