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第3章 マイナスイオンをめぐる話題

3−7) 滝の研究家、レナード博士への感謝

 イオンについては、20世紀初頭、欧米ではすでにいろいろな研究が行なわれて
いました。特にマイナスイオンがなぜ人体に有効に作用するのかを、生物学的、医
学的見地から学者たちは熱心にデータを解析し、イオンの実態究明を競っていまし
た。

 そのころの研究者の一人に「この地球上の自然環境のなかで人間にとって健康に
よいマイナスイオンが一番多く存在する場所は滝壷の周辺であり、滝の水しぶきに
はマイナスイオンの効果がある」という、当時としては画期的な学説を発表した人
がいました。のちにその研究者はその学説によりノーベル物理学賞を受賞しまし
た。その研究者こそドイツの物理学者フィリップ・レナード博士です。

 マイナスイオンには、粒のこまかい水滴に付着しやすい性質があり、確かに滝の
そばにはマイナスイオンが豊かに存在します。そのため滝の周辺の樹木はいつも
レきレきとしており、空気も清く澄んでいる。こうしたことも、その後の数々の
研究や実験によって追認されています。

 マイナスイオンの効果を最初に学術的に証明してみせたレナード博士の功績にちなんで、
以後、博士の名を冠し、滝壷に身を寄せマイナスイオンを吸入することを"レナード効果"
と呼ぶようになりました。そればかりか、レナードといえば滝そのものを意味するほど、
いまでは一般的になっています。

 滝のそばにはマイナスイオンが多く存
在することを初めて発見したレナード博士ですが、じつは滝のすぐ近くはプラスイ
オンのほうが多くなっています。それは、滝で砕けた水滴の粒がまだ大きすぎるか
らです。10メートル以上離れたところから大粒の水滴は小さな水滴に変わり、小
イオンとしてのマイナスイオンに帯電するようになります。

 家のなかでは水滴がはね飛びマイナスイオンが多い場所はトイレと風呂場。しか
し、ひどく湿度の高い日はマイナスイオンは期待できません。同じくイオン測定器
で滝の近くで測ったとしてもそのマイナスイオンとプラスイオンの数字は、日によ
って大幅に違いがあるのはごく当然のことです。

 晴れて、しかも湿度の少ないとき(40〜60%)が一番条件がよく、さらに風の
吹いているときには空気中の水分はより小さな粒に変換されやすいので、マイナス
イオンの数もプラスイオンの数も大量になります。雨の日は、滝のそばでもプラス
イオンのみで、低気圧が近、づいてきているときもプラスイオンのみです。こんなふ
うに体験的に気分がいいと感じる場所や天気、時問帯は、そこにマイナスイオンが
多いということです。




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