衛生とか防ダニ、抗菌グッズといわれると、すべて人間の味方のように錯覚して
しまいますが、実はひと皮むくとこれらこそ怖いものなのです。これらのすべてが
化学物質でできているという認識があまりないからです。無臭を売りものにしてい
る衣類の防虫剤もそうです。最近使われているピレスロイド系の無臭の殺虫剤は、
洋服を着ていても臭いがなくていいかもしれませんが、その一方で呼吸する時に化
学物質を体内にたくさん取り込み、アレルギー物質を体に蓄えてしまうもとなので
す。無臭の殺虫剤を使ったり、液体蚊とり線香を何カ月も使い続けていれば、部屋
のなかじゅう化学物質だらけということになるのです。
子どもがアトピーだからダニ対策は完壁にしなければ、と考える母親が増えたた
めに、防ダニ畳や防ダニ布団などが売られるようになりました。ところが、これら
に使われている薬品が昔禁止された有機リン系の農薬と同じものだということはあ
まり知られていません。
畳の下の防虫シートには有機リン系、あるいはピレスロイド系の殺虫剤が含ませ
てあります。その殺虫剤成分はガス化して畳を通過して空気中に出てきます。畳の
ダニを殺すほど強い殺虫剤ならば、子どもをアトピーにするのは朝飯前です。これ
らは、強烈な活性酸素剤であり、遺伝子毒性もあり、恐ろしいものですから絶対に
使わないでほしいものです。アトピーへの対応のはずが、逆にいっそうひどくする
ものでしかないのです。
同じことが白アリ駆除剤にもいえます。昔、日本各地の動物公園にいたニホンザ
ルが、餌のリンゴやサツマイモ、ミカンの表面についている有機塩素系農薬ヘプタ
クロル、ディルドリンを大量に食べたために、奇形が大量発生したことがありまし
た。有機塩素系農薬の蓄積の害と奇形が生まれたことの因果関係を究明したのは、
京都大学や大阪大学の共同研究班でした。
これらの農薬は全面禁止されていますが、恐ろしいことに自アリ駆除剤としては
使われているのです。これらは、遺伝子をも攻撃するほどの強烈な活性酸素剤で
す。白アリが死ぬほど強ければ、その上で生活する人問は、軽くてアレルギー、重
ければがんになるか遺伝子が傷つく……。非常に怖いことです。
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