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2章 現代っ子に未来はあるのか

2−9) マィナスイオンを発生させれば土壌は改善する

 同じく人間もアトピーになると皮膚の表面電位がマイナスになり、空気中のダニ
の死骸や、窒素酸化物や硫黄酸化物などを直接皮膚にくっっけてしまうので、よけ
いにアトピーが酷くなっているといえるでしょう。

 特に最近の大人のアトピーの場合は、子どもの食物アレルギーに比べ非常に治り
にくい。洋服を着ているところはそれほどでもないのに、皮膚が露出している顔や
手などが特に酷い症状になる。またOA機器などの前に座る時間が長時間になれば
なるほど症状が出やすい。クーラーや暖房装置のスイッチを入れたとたんにダニや
ゴミのプラスイオンが急激に増加するため、かゆみが酷くなるなどの症状を訴えま
す。

 これらはすべてプラスイオンが発生しやすい条件のもとでのことです。テレビの
画面はマイナスに帯電しているために、化学雑巾で拭くと驚くほどゴミがついて真
っ黒になります。この状態とアトピー患者の皮膚表面はそっくりだといえます。皮
膚のマイナスの所に、プラスのゴミがべっとりついている状態を想像ください。

 ところで、社会問題にもなっている松枯れですが、決定的な対策が何もないのか
といえば、そうではありません。このプラスイオンとマイナスイオンの科学を応用
すれば・意外な解決策が見えてきます。

 それは、松枯れをおこしている松と松の間の土中に木炭を埋めてマイナスイオン
を発生させる、空中からEM菌を10万倍ほどに薄めて空中散布する、などです。

 この薄めた液でも葉の表面や土の表面を十分に還元状態に導く力があります。ま
た、土中にやはり同倍率に薄めた植物発酵ミネラルを散布すれば、それらが根から
吸収されて葉の表面でSOD一スーパーオキサィドジスムターゼ一などの酵素を合成
し、葉の表面をプラスイオン化したり、還元力を十分に持てるようになります。

 EM菌を散布し続ければ土壌が酸性化したところから還元型になります。植物ミ
ネラルとEM薗の両方を与えれば、特に還元型微生物の環境が整いやすく、土も酸
性土壌から還元型土壌に変わっていきます。

 すでに土のなかにまき散らされている窒素酸化物や硫黄酸化物などは、10万倍
に薄めたミネラル水の五角形の結晶構造のなかに閉じこめられ(マスキング)、その
物質は存在しているにもかかわらず酸性度は大幅に弱まってしまうのです。ミネラ
ルは10万倍程度の倍率になったときにクラスターの安定した構造になり、アルカ
リ物質や酸性物質を閉じこめる特色を持つようになります。したがって、土壌の改
善には欠かすことができないものです。

 最近の急激な花粉症の増加は、戦時中に広葉樹林を伐採して丸坊主にしてしまっ
た山に、戦後、杉や檜などの針葉樹を植えてしまったことが原因だといわれていま
す。これは恐らく事実だと思いますが、その一方で酸性雨によって針葉樹林が死に
かけているという事実も見逃せません。

 広葉樹林は毎年秋になると葉を落とし、それが腐葉土を作り、還元型微生物を増
やすもとになっています。農薬をまき散らした田畑の土壌に比べると、山のなかの
農薬の被害を受けていない土壌の素晴らしさは信じられないほどだと専門家はいい
ます。腐敗型微生物しか存在しなくなった土壌にEM菌を加えてもまったく効果が
現われないときは、山の土を加えて発酵させるとよい。そうするとその土地の最も
活力のある土着菌がしっかりと増えてくれるのです。

 さて、これら何年もの間、酸性物質を葉にベットリっけて死にかけた針葉樹林は
死ぬ前には絶対に子孫を残さなければならないというDNAの命令によつて、でき
るだけたくさんの花粉をまき散らそうとします。

 岐阜県益田郡萩原町の倉地正春町長とお語ししたとき「この辺りは昔から杉林が
あるが、空が真っ赤に染まるほど花粉が飛び散るようになったのはここ何年かのこ
とですよ。昔では考えられないことです」と言っていました。

 そこで萩原町では、梶原拓県知事と町長と私が協力して、植物ミネラルを木の根
元に注入し、それによって花粉をつける量が減るかどうかという実験を続けている
ところです。植物ミネラルで木が蘇生すると、花粉は減るという私の仮説が、果た
して正しいかどうか、この実験に期待しています。





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