TOPページ  前ページ  次ページ

2章 現代っ子に未来はあるのか

2−7) マイナスイオンはなぜアトピーに効果があるのか

 皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなります。アレルゲンが角質層から侵入
して表皮細胞まで達すると、白血球の一種であるマクロファージがこれを捕食して
こなごなに分解します。アレルゲンの量が多く、処理しきれないとみるや、マクロ
ファージは食べ残したアレルゲンのかけらを、同じ白血球の仲間であるT細胞に示
します。T細胞はその情報をさらに白血球の仲間の好酸球に伝え、血液中に散らば
っていた好酸球をアレルゲンの浸み込んだ場所へ呼び集めます。こうして患部に集
積した好酸球が化学伝達物質を放出して、炎症を引き起こすのです。

 そんな炎症が四六時中起きてはたまりませんから、表皮の上は角質層という固い
組織でカバーされ、その上を皮脂という天然のクリームの膜で保護しています。こ
の角質層と皮脂のおかげで、皮膚からの水分の蒸発を防いでしっとりとした肌が保
たれ、ゴミやバイ菌が入ってこないように守られているのです。

 これがなくなってしまったのがアトピー性皮膚炎の人です。角質層に必要なセラ
ミドという脂肪分がアトピーの人では極端に少ないのです。

 ところで、マイナスイオンのアトピーに対する効果は、マクロファージがアレル
ゲンを食べるときに、敵とみなしたアレルゲンに吹き付ける活性酸素の後始末に役
立ちます。マクロファージが活性酸素を出しすぎると、角質が活性酸素によってぼ
ろぼろになり、皮膚がかさかさになるばかりか、セラミドを合成する皮脂腺そのも
のも活性酸素によってこわされてしまうのです。これを防ぐためには電子を与えて
活性酸素を消してしまうことです。また、好酸球が引き起こす炎症も電子を供給す
ることで抑えることができます。

 マイナスイオンは森林浴によって、皮膚からも吸収することができます。天気の
よい日に、窓をあけ、裸浴(パンツだけの裸になって裸浴一分、毛布一枚を体に付けて
一分を10〜20分繰り返す)だけで、マイナスイオンの電子を体に補給することがで
きます。

 また、露天風呂に首までつかり、その後浴槽から出て、体が冷めるまで自然のな
かでゆったりと涼む、これを繰り返して一時間くらい入浴すると、十分にマイナス
イオンを取り込むことができ、皮膚を鍛えるだけでなぐ、マイナスイオンリッチな
体になります。

 それらが抗酸化酵素を作り、また炎症を止める力になります。露天風呂は若い人
たちにも人気ですが、室内浴と違い蒸発した水分は風でどこまでもクラスターが小
さい状態で拡散していくのでマイナスイオンリッチな環境となり、気分が良いので
す。

 内風呂の場合は、湿度が高くなるとプラスイオンだらけになり、この効果は期待
できません。





リボーンテラピー 【さんご屋本舗】        
TOPページ  前ページ  次ページ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送