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1章 マイナスイオンは現代医学の謎を解くキーワード

1−7) プラスイオンを発生させる現代の住まい

 昔、といっても戦前から昭和25年ころまでのことですが、私たちは「木の
家」に住んでいました。障子や襖があって天井、床、柱、梁、材質はすべて木、し
かも畳の上での生活でした。

 自然の材料で建てられた家。日常、適当にすきま風が通ったりして、クーラーの
ない時代、真夏などは、かえってそれが快適さを誘いました。昔は土地に余裕があ
りましたから家のまわりには緑が多く、四季それぞれの草花が咲き乱れる風景もご
く一般的に見られたものでした。

 風通しのよい木造家屋はそれ自体が人にやさしいマイナスイオンをたくさん発生
させます。空気の移動による風は、それ自身、マイナスイオンを大量に運んでくる
のです。また、庭に植えられた花や樹木にはプラスイオンを抑え、マイナスイオン
を増やす浄化作用があるのです。このような環境での生活が昔は日常的にあったわ
けです。

 ところが現代の住宅事情はというと、経済的な制約から、家を建てても間取りの
少ない狭い小さな家しか望めません。それにいまはマンションに象徴される鉄筋コ
ンクリート建ての高層住宅が多く、材質も少量の木材のほかは、鉄、軽合金、アル
ミニウムなどの金属、プラスチックや塗料、接着剤などの化学物質資材を多用した
洋風建築が一般化してしまいました。

 つまり、建築様式が昔とは180度変わってしまったのです。窓はアルミサッシ
でわずかな空気さえ通らない完全密閉、床板に使用される合板(ベニヤ板)の接着
剤には、ノドなどへの刺激や発がんの可能性もあるといわれる化学物質ホルムアル
デヒドが依然として使われています。

 最近は化学物質過敏症などの新しいアレルギーも取り沙汰されています。壁に貼
られるビニールクロスや窓枠のアルミサッシ、天井や床の新建材の化学物質資材
は、それ自体が大変な毒性を持つ発がん物質であると同時に、これらはすべてプラ
スイオンの発生源になっています。

 都市生活者は、いまそんな環境のなかでの暮らしを余儀なくされているのです。
一戸建て 住宅もマンションも冷暖房装畳付きが当たり前の時代、終日エアコンを回
しているから特に換気は必要はないと思っているでしょうが、じつはそれが怖いこ
となのです。なぜならエアコンやクーラーにはダニの死骸や小さなゴミがたくさん
溜まっています。そんなエアコンやクーラーを一日中かけっぱなしにしておけば、
それこそダニとゴミのなかで暮らしているようなものです。しかもそれらはプラス
イオンに帯電しています。

 湿度が下がるとますますプラスィオンに帯電します。そしてそれらのゴミは、プ
ラスイオン同士反発しあいながら均質に空気中に浮いているのです。マイナスイオ
ンは水に電子がくっっいたものですが、室内の水分が減れば、電子は部屋の壁に静
電気として帯電し、これはもうマイナスイオンではなくなります。

 一方、マイナスイオンは、マイナスイオンが多く発生する時間帯に、窓を開け外
気を直接取り入れれば確保できるのです。部屋のなかは電気製品を使っていてプラ
スイオン状態であっても、家の外に緑の草や木が生えており、そして風が吹いてい
るときならなおさら、マイナスイオンは豊富に大気中に発生しています。

 だから、外の空気と室内の空気を入れ換えるだけで、室内の空気のマイナスイオ
ンとプラスイオンのバランスを改善することができるのです。一日に何回か窓を開
けて換気をするだけで、あなたと家族の健康は天国と地獄ほど違ってくるのです。
特に朝の六時から十時ごろまではマイナスイオンが最も多くなっている時間帯なの
で、必ずどの部屋も窓を開けるようにしましょう。

 高層住宅はセキュリティも万全、プライバシーの確保もいうことなし、空調設備
もあるから冬は暖かく夏は涼しい、などたしかに快適に暮らせるようにできたシス
テムです。しかし、マイナスイオンをたくさん体に入れるためには、朝早く起きて
窓を開け放し、外気をさっと取り入れる、そんな動作を一つの生活慣習にしたいも
のです。

 そしてできることなら、朝の六時から十時ごろのマイナスイオンの多い時間帯に
散歩をするのもよいでしょう。

 そんな早朝散歩など面倒で大嫌いだと思う人と思わない人とでは長い間に大変な
差が生じてきます。





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